2007年10月22日

filming  ジョナス・メカス

詩人、映像作家、NYのAnthology Film Archivesのディレクター、ジョナス・メカス。
ご存知の方も多いと思いますが、webに"365 FILMS"、毎日4〜8分の映像を発表しています。
リリースの当日は無料で、翌日から$1.99 で映像をダウン・ロードできます。

http://www.JONASMEKAS.COM


「私は映画をつくろうとしているのではなく、人生を通じてただただfilmingしているだけなのです。」(「フローズン・フィルム・フレームズー静止した映画」、ジョナス・メカス、木下哲夫訳、フォトプラネット編、河出書房新社)

最近、ようやく字幕つきで「リトアニアへの旅の追憶」(1972年)を見る機会がありました。1950〜53年の間に撮影された最初の部分、アメリカに渡ってきた移民(難民)の人々の姿の映像、メカスの言葉。

「寄る辺なき日々」
「世界は難民でいっぱいだ」

メカスの映像が生まれでたところを見たように思いました。


「1971年4月8日

 この町のひとたちは、自分の身をまもるために撃たねばならないことがしばしばある。しかも本物の銃を手にして。
 わたしも身をまもろうとして、日記映画を撮った。自衛のため、周囲の惨憺たるありさまにおしつぶされないように、わたしの感覚のすべて、存在のすべてに向けられる攻撃をふせぐために。そう、自己防衛の手だてにわたしは映画を撮っている。わたしの日記は、ある側面を強調し、ある側面を見せずにおくことによって「都市」、「土地」を正す試みと見てもらってもよい。だから身のまわりのささいなことがらに目を向け、それを愛でようとわたしはくりかえすのだ。・・・」
(「フローズン・フィルム・フレームズー静止した映画」)

「私の故郷は映画だ」と語るメカスの"365 FILMS"、
彼の言う<ホーム・ムービー>という意味をあらためて考えます。

posted by amky at 09:17| Comment(0) | TrackBack(0) | pickup
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/6069801

この記事へのトラックバック